もずくは風味と塩味がくせになる大人の食べ物として広く知られていますが、実は赤ちゃんの離乳食としても、調理可能です。
ポイントは、離乳食後期(9〜11カ月)から与え始めることと、食べやすいようにできるだけ細かく切ること。
もずくは、ミネラルを豊富に含む栄養価の高い食べ物です。上手に離乳食に取り入れてみましょう。
記事内では、調理のポイントと参考レシピを掲載しています。良い離乳食の献立はないかと考えている人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
離乳食のもずくは離乳食後期(9~11カ月)頃から
与える時に気をつけたいこと
もずくにはミネラルが豊富に含まれており、ワカメやめかぶよりも少なめですが、鉄分も含まれています。その他、体に良いとされるフコイダンも豊富に含まれており、赤ちゃんの健やかな生育のためにも、離乳食として積極的に取り入れたいところです。
もずくを離乳食に取り入れる目安は、離乳食後期とされる9ヶ月〜11ヶ月ころ。赤ちゃんに離乳食として与えるもずくは、必ず加熱が必要です。
もずくはぬめりが強くコリコリしているため、赤ちゃんの噛む力では、上手く噛み切れません。
食べやすいように細かく切ることも忘れないようにしましょう。
離乳食もずくの下ごしらえ
調理前の下ごしらえについて、詳細を説明します。
生もずく以外はNG
市販のもずくには、大人に美味しく食べてもらえるよう濃いめの味付けがされています。塩分が多い市販のもずくをそのまま赤ちゃんに食べさせるのはNGです。
赤ちゃんの離乳食にもずくを使うときは、味付けされていない生もずくを選びましょう。
生もずくの下ごしらえはカンタン
生もずくを離乳食に使う時は、さっと下ごしらえしておきましょう。
手順は以下のとおりです。
- 軽く洗う
使う分だけのもずくをザルに入れて、水をかけつつサッと洗います。
- 切る
赤ちゃんが食べられるサイズに合わせて、もずくを細かく切ります。離乳食後期とはいえ噛む力はまだまだ弱いので、みじん切り程度の細かさが良いでしょう。
- 湯がく
お湯やだし、他の食材とあわせて生もずくを湯がきます。塩がついているもずくは赤ちゃんに与えることはできません。
もし、もずくに塩がついている場合はだしに入れるまえに、湯がいて塩抜きをしましょう。
離乳食もずくのおすすめレシピ
もずくを使った離乳食レシピの参考例を、クックパッドより2点、ピックアップしました。
赤ちゃんが食べきれない分は、大人でも美味しく食べられます。
・もずくスープ
材料(2〜3人前)
生もずく(塩蔵でないもの)10g
にんじん(千切り)1cm
キャベツ(千切り)大葉半枚
えのき茸(1.5cm)1/6袋
玉ねぎ(千切り)1/6個
ニラ(1.5cm)1本
ハム(千切り)半枚
コーン缶 小さじ1
かつお出汁または水 100㏄
しょうゆ 小さじ1
塩・コショウ 少々
ごま油 少量
作り方
材料を切る。もずくは赤ちゃんが食べれる程度に細かく
鍋に人参、キャベツ、玉ねぎ、だし汁を入れて火にかける
沸騰したらえのき茸、ハム、ニラを入れて全体に火が通ったらもずくとコーン缶を投入し、ひと煮立ち
しょうゆ、塩コショウで味を整えてごま油を加えて火をとめる
赤ちゃんの月齢によって、出しの代わりに鶏ガラスープを使うのもありです。その場合は、しょうゆを少し減らします。
野菜は大人が食べるよりも短く切ると、赤ちゃんでも食べやすくなります。
・もずく雑炊
材料(2〜3人分)
生もずく(塩蔵でないもの) 100g
ごはん 200g
にんじん 半本
玉ねぎ 半個
水 750cc
めんつゆ(3倍濃縮) 50cc
溶き卵 1個
作り方
にんじんをみじん切りにする
だし汁(めんつゆ)に人参を入れる
たまねぎもみじん切りに
材料を鍋に入れて柔らかくなるまで煮る
もずくをみじん切りにして鍋に入れる
最後にご飯を入れて、沸騰したら溶き卵を入れて完成
あっさり風味で、ダイエット中の大人でも美味しく食べられます。
まとめ:もずくの離乳食は赤ちゃんにやさしい味付けと調理法で
もずくは、ミネラルや健康に良いとされるフコイダンを多く含んだ健康食品です。
離乳食後期(9〜11カ月)の赤ちゃんに与える離乳食メニューに取り入れてみてはいかがでしょうか。
調理のポイントは、赤ちゃん用の味付けと、食べやすいサイズに食材をカットすることです。
大人と同じ味付けで与えるのは厳禁なので、よく注意しましょう。
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